カテゴリー「れみの情景」の51件の記事

『異・邦・人』第1部

れみの情景 51

17-6

「れみ!」

 

勢い良くドアを開け、部屋に飛び込んで来た僕に、れみは驚いたように振り向いた。

 

柔らかな栗色がかった長い髪が淡い肩の上で揺れ、その空気のような物腰に不釣合いな赤い唇が微かに動いた。

「直……どうしたの?」

 

掌に落ちた1粒の淡雪のように微かな声でれみは言った。その仕草と同じように、ほとんど存在感を失った透明な声だった。

 

僕は、れみの消え入りそうな淡い身体を、力いっぱい抱き締めた。

「れみ……愛してるよ。心から……」

 

その瞬間、れみは僕の意図に気づいた。

「な……だめ……あなたが……死んでしまう……」

 

れみは身を捩り、必死で僕から離れようとした。しかし、僕は離さなかった。れみの身体が激しく揺れ、しなやかな髪がスコールのように抱き締める僕の身体を打った。けれども、そんなれみの努力も長くは続かなかった。やがてれみの身体は僕の腕にしっかりと抱き留められた。悲しそうなれみの瞳。僕は優しくそれを見つめ、震える赤い唇に唇を重ねていった。

 

そして……。

 

2つの唇が重なった瞬間、2人の時間が止まった。

                                    〔終わり〕

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れみの情景 50

17-5 

その言葉で、僕は、シドの考えていることが分かった。僕にれみの『食事』を連れて来させるつもりなのだ。そして、それができるかどうかで僕を試そうというのだ。

 

しかし、彼は、ずっと『食事』を拒否してきたれみの気持ちを分かってはいなかった。僕への愛ゆえにそれを拒否している以上、今、誰か1人の地球人の命と引き替えにれみの命を延ばすことに成功したとしてもれみは一層傷つくし、二度とはそれをさせないだろう。

 

僕への愛に殉じる覚悟を決めたれみの決意を変えさせ、生への道に引き戻す手立てはただ1つ。それは、僕への愛を越えさせることしかない。その答えはすでに僕の心の中に浮かんでいた。僕は、シドに微笑むとれみの待つアパートへと駆け出した。

 …《オ前ハ、何ヲシヨウトイウノダ!》…

僕の微笑みに、シドは何かを感じたようだった。しかし僕は振り返らなかった。

 

可愛いれみ、優しいれみ、哀しいれみ、そして心から愛しいれみ……。僕は、1秒でも早く、れみの待つ2人の部屋に帰りたかった。

 

風景は、早送りのフィルムのように僕の視界を通り過ぎていった。堤防ぞいの道路、すすきの揺れる空地、そして、ビニル・ハウスの横の小路を抜けて、僕はれみの待つ部屋に駆け込んだ。

 

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れみの情景 49

17-4

 …《オ前ハ、レミヲ愛シテイルト言ッタ。逃ゲナイトモ言ッタ。シカシ、今ノレミノ一日ヲ思イ出シテミロ。イツモ、オ前ヨリ早ク起キテイルダロウ。二週間前マデハアマリシナカッタ化粧ヲシテカラデシカ、オ前ノ前ニ立ッテハイナイハズダ。化粧ニヨッテ顔色ノ悪サヲ、生気ノ衰エヲ、ゴマカシテイルノダ。ソンナ風ニレミニサセルコトガ、オ前ノ愛ダッタノカ!》…

シドの一言一言は、僕の胸を鋭くえぐった。確かにシドの言う通りだった。僕は、僕を愛してくれるれみの姿に有頂天になり、彼女の悲しいまでの想いを察することができなかったのである。けれど……。

僕は思った。確かに、この2週間は何もしてやれなかったかも知れない。しかし、今ならば。すべてを知った今ならば、れみのために何かしてあげられることがあるはずだ。

その時、心の中にれみの言葉が蘇った。

……こんとろーるシテイル……1人モ殺シテイナイ……

その瞬間、僕の頭に1つの考えがきらめいた。

「シド……慎重に答えてほしい。れみは前に、『生命エネルギーを吸い取る量をコントロールしていて、1人も殺していない』と言ったことがあった。今の状態でもそれは可能なのだろうか?」

 …《冗談デハナイ。モウ、ソンナ状態デスラ無イノダ。俺ガ、オ前クライノ大キサノ身体ヲ持ッテイタラ、無理ヤリ誰カヲ引ッ張ッテキテ、レミノ唇ニ押シ付ケテヤル。意識ガドンナニ拒否シテモ、モウ身体ガ言ウコトヲ聞クマイ。ソノ人間ハ死ヌカモシレナイ。ダガ、今ナラマダ、レミハ助カル。助カルノダ》…

「ありがとう、シド。姿は見せなくても、ずっとれみを見守っていてくれて……。お陰ですべてが分かったよ。大丈夫、何とかする。絶対にれみを死なせはしない。見ていてくれ」

 …《見テイロダト? アア、ジックリト見テイテヤルトモ。オ前ニソレガデキルノナラバ、地球人ヲ裏切レルナラバ、俺モ、オ前ノ愛ヲ信ジテヤルサ。ヤッテ見ルガ良イ。ダガ、レミヲ殺シデモシテミロ。俺ハ絶対ニオ前ヲ許サナイ。八ツ裂キニシテ殺シテヤル!》…

 

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れみの情景 48

17-3

       

大学の裏門から歩いて10分のところにちょっとした砂浜海岸があった。僕はシドを抱いたまま裏門を抜け、海岸へと続く道を歩いていった。

 

野球場の裏を通り、堤防の横の道路を渡ると、視界に水平線と砂浜が開けた。海からの風は冷たく、そのせいであろう、思った通り人影は無かった。シドは堤防を越えて他の人に見られる心配が無くなった途端に砂の上に飛び降り、僕を睨みつけた。

 …《オ前ハ、レミヲ殺ス気カ! 今、レミノ身体ガドウナッテイルカ知ッテイルノカ!》…

その言葉は、シドの出現以上に僕を驚かせた。微かに残っていたシドへの疑惑、つまり、僕の身の安全のことは、完全に頭から吹き飛んだ。れみの身体がおかしい。シドの出現の理由はここにあったのだ。僕は慌ててシドに聞き返した。

「シド、それはどういうことだい! いったい、何があったんだ。れみの身に何か異変でも起こっていると言うのかい?」

 …《分カラナイノカ、『食事』ノコトダ。レミハ、ココニ週間トイウモノ、一度モ『食事』ニ出カケテイナイ。コノママデハ、身体ガ衰弱シテ死ンデシマウ。モウ、外ニ出ルホドノ力スラモ残ッテナイカモ知レナイ。レミハ……レミハ『食事』ヲ、『恋愛ゲーム』ヲ拒否シテイルノダ》…

その瞬間、僕は全身に落雷のようなショックを受けた。

 

心の中にれみの透き通った笑顔が、すべての迷いが晴れた美しい瞳が蘇る。れみは……れみは、この2週間の間、本当に命を懸けて僕を愛してくれたのだ。

「れみ……」

 

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れみの情景 47

17-2

午後3時、心理学の演習を終えて実験室棟を出た僕の足元に、突然、赤いリボンを首に巻いたシャム猫が擦り寄って来た。

「キャー! ス・テ・キ! カッワイイ!」

 

猫好きの木内が目敏くそれを見つけ、僕に近寄ってきた。そうなると他の女の子たちも黙ってはいない。僕の周りに数人の女の子たちと、それにくっついて来た男どもが集まった。そして、シャム猫を抱き上げ、他愛のないお喋りを始めた。

「ねえねえ、このシャム猫、なかなかの美形よ!」

「上田くんてさぁ、こんな洒落た猫なんか飼ってたっけ?」

「良く慣れてるじゃん!」

「あれ、お前のアパート、生き物飼えないんじゃなかったっけ?」

「ねえ、何て名前?」

 

無責任な興味本位の言葉の間をすり抜けながら、僕はシドを抱き上げた。

 

シドは一瞬冷たい視線を僕に投げ掛けたが、すぐにそれを青い瞳の中に沈め、擬態の甘えるポーズを取った。

 

明らかにあの日の彼とは違っている。あのギラギラした「殺意」が感じられないのだ。それがどうしてなのかは分からなかったが、いずれにしても彼が殺したいほど憎んでいる僕の前にこんな形で姿を現すということは、何かよほどのわけがあるのに違いない。

 

もしかしてれみのこと……。

 

そう思うと僕はいてもたってもいられなくなった。僕は、女の子たちの輪の中を離れると、シドと共にキャンパスを後にした。

 

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れみの情景 46

17-1

 

 

そして二週間が過ぎた。

 

れみは、あの日から僕のアパートを離れず、僕たちは1日の大半を一緒に過ごした。

 

僕のそばには、いつもれみの笑顔があった。夜は1つの布団で眠り、目を覚ませば、朝食の支度を終えたれみが微笑んでいた。僕の心に迷いは無く、僕は積み重ねられていく2人の時間をひたすら愛おしんだ。

 

そんな日々の中で、れみは透き通っていった。気紛れで無邪気なワガママは完全に影を潜め、静けさと、何もかもを包み込むような優しさだけがそこにあった。透明な優しさと美しさ。僕はその意味に気づいていなかったのである。

 

僕は、一応、毎日大学には出掛けたが、れみは、あの日以来、僕と一緒に大学には行かなくなった。「『食事』のためよ」というれみの言葉を信じた僕は、それをあえて追及しなかった。だが、その言葉は、僕を安心させる嘘でしかなかったのである。

 

それを僕が知るのは、シドとの再会によってであった。

 

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れみの情景 45

16-1

 

どのくらい時間が経ったのだろう。僕は首筋に温かい手を感じて目を開けた。

 

目の前に涙に濡れたれみの顔があった。

「良かった……あなたが死んでしまったら私も生きていなかった。……首筋をシドの牙が掠ったの。頚動脈のすぐ近く。すぐに指先から生命エネルギーを送り込んで傷口を塞ごうとしたんだけど、なかなか血が止まらなくて……。でも、もう大丈夫。細胞を活性化させて傷口は塞いだから。23日で元通りになるわ」

 

僕は右手で首筋を撫でてみた。白い包帯の感触。しかし、不思議に痛みは無かった。

 

いったい何があったのか。僕はぼんやりとした頭でゆっくりと記憶の糸を辿ってみた。

「……そう言えばシドは、彼はどこに?」

 

れみは、ゆっくりと首を横に振った。

「分からない……私にはもう分からない。私はあなたを選んだの。あなたを選んでしまったの。だから、シドは姿を消した。でも、本当にこれで良かったのかしら。もう……私には何もない。故郷も、仲間も、帰る場所さえも……。でも、本当にこれで良かったのかしら。私は、私は……あなたを縛る鎖になってしまうかも知れない」

 

れみの言葉に、僕は手を伸ばした。

「これで良かったんだよ。シドには辛い思いをさせてしまったかも知れないけれど、それは、僕が自分の力を過信し過ぎていたからで、れみのせいじゃない。愚かにも僕は、シドを説得できると思っていたんだ。今ならば、シドの想いのすべてが分かる気がする。彼の想いは、僕の説得くらいで引き下がれるような、そんな軽いものじゃなかったんだ。だけど、れみ、こうして死にそうな目に遭っても、僕は良かったと思っている。だってれみ、そのお陰で、君がそばにいる。そのお陰で、君をシドから奪い取ることができた。シドには悪いけれど、もう僕には君のいない生活なんて考えられない。だからもう何も言わないで……。ただ、こうしてそばにいてほしい。……それで、それだけで十分なんだ」

 

れみは、僕の腕を抱き締めて涙した。

「ありがとう……直。もう私はどこにも行けない。ううん……行かなくて良いのよね。あなたのそばでずっと……あなたのそばで死ぬまで。そうしていて良いのよね……」

「うん、ぜひ、そうしてほしい。それが僕の望み、それが僕の願いなんだ……」

すべてが終わり、新しい日々が始まる。れみとの、希望に満ちた……。そう、僕は思った。しかし、僕はれみの決意を知らなかった。哀しい決意に気づかなかったのである。

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れみの情景 44

15-4

やがてシドはゆっくりと口を開いた。かすかに覗く牙が、殺意と憎悪を発しながら僕に迫る。だが、僕はそれを真正面から見つめ続けた。

 

そんな僕の頭に、再びシドのテレパシーが響いてきた。

 

 …《愛シタダト。異星人ノレミヲカ? 地球人ノ命ヲ啜ッテ生キル吸血鬼ヲ、地球人ニトッテハオゾマシイ怪物ヲ愛シテイルダト? 笑ワセルナ。嘘ナラバモット上手ニツクモノダ。イヤ、今ナラ許シテヤロウ。本当ノコトサエ言エバナ。サア言エ。『愛ナド嘘ダ』ト》…

  

「嘘じゃない。言葉の上の嘘など、テレパシーには無力だ。もっとも、テレパシーのことなど知らなかったけれど。そんなことが分からない君ではないはずだ」

 

 …《アア、確カニ今ダケナラソウカモ知レナイ。今ダケナラ、レミヘノ愛ハ真実カモ知レナイ。シカシ、オマエハ本当ニソノ愛ヲ貫ケルノカ。生キルタメニ他ノ男ニ身体ヲ任セルレミノ姿ニ耐エラレルノカ。ソシテ、秘密ガバレテ狩ラレルヨウナ事態ニナッテモ、レミヲ愛スルコトガデキルノカ。レミト共ニ、スベテヲ捨テテ逃ゲルコトガデキルノカ。ソシテ、レミヲ守リキレルノカ。レミノタメニ地球ヲ捨テラレルノカ。地球人ノオマエガレミヲ愛スルトイウノハ、ソウイウコトナノダ。ドウダ、デキハシマイ!》…

 

「どうしてそう言い切れる? 君だってできたじゃないか。少なくとも僕だって、れみのすべてを受け入れることはできた。愛が偽物であれば『吸血鬼』であることも『接触テレパシー』も受け入れられなかっただろう。しかし、僕は、それを聞いても……いや、聞いたからこそ一層れみが愛しくなった。確かに僕はただの地球人だ。君のようにれみを助けられるような超能力は少しも持ち合わせてはいない。けれども僕はここにいる。逃げ出してはいないのだ。君が猫になってまで生きることを選んだように……」

 

 …《口デ言ウコトナド簡単ダ。ダガ、本当ニソレガデキルノカ。オマエハ今スグ猫ニナレルカ。今スグ地球ヲ、オマエニ関ワルスベテノ人々ヲ捨テラレルカ。捨テラレマイ。イイヤ、ソレホドレミヲ愛セル男ハ俺以外ニイナイノダ。レミハ俺ノスベテダ。レミヲ守ルタメナラ俺ハ鬼ニデモ悪魔ニデモナレル。タトエ、レミニ恨マレタトシテモダ!》…

 

その瞬間、シドの身体が銀色の光となって宙に舞った。そして、れみの絶叫……。僕の身体にぶつかってくる衝撃と首筋を走る冷気。何が起きたか分からないまま、僕の意識はフェード・アウトしていった。

 

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れみの情景 43

15-3

そんな僕を、シドは凍てついた目でにらみつけた。

 

絡み合う視線。

 

その青い光は、まっすぐに僕の心を貫くように鋭く、冷たかった。しかし、僕も1歩も引けなかった。何よりもれみのために、僕はシドの憎しみという壁を越えなければならない。僕は黙って彼の青い目を見つめ返した。

 

 …《オマエガレミヲタブラカシタ男カ》…

 

突然、僕の頭にシドの声が響いた。

「たぶらかしてなどいない。愛したんだ。君と同じように……」

 

そんな言葉が口に出る。普段の僕であれば、照れてしまって絶対に言えない言葉だ。けれども、心からの真実の言葉以外にはシドの心に迫ることができない。僕はシドの前に自分のれみへの想いのすべてを吐き出した。

 

それは、命を懸けた彼の愛に対する挑戦だった。

 

しかし、シドはただ、冷たく僕を見つめ続けていた。それは当然だった。シドの冷たさは、れみに対する熱い想いの裏返しでもあった。れみを守るために、猫に姿を変えてまで生き続けた壮絶なまでのシドの愛。そして、れみと共に積み重ねてきた彷徨いの日々。

 

僕は今、自分自身の命を懸けてそれと対決しなければならなかった。

 

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れみの情景 42

15-3

 

シドとれみ、2人は遠い異星での彷徨いの日々を、苦難に満ちた時を、誰の援助も受けることなく、たった2人っきりで歩いてきたのだ。

 

まだ、そのすべてを聞いたわけではない。ましてや、それぞれの想いなど、地球人の僕にうかがい知れることなどほとんどありはしない。けれど、僕にも分かることが2つだけあった。1つは、彼が、れみを心から愛しているということ。そしてもう1つは、彼がその愛ゆえにこのようなシャム猫の姿にまでなったということだった。

 

愛が人を追い詰める。れみは今、僕への愛とシドの愛に追い詰められようとしていた。このままシドとの対決を続ければ、れみの心の傷は深まるばかりだ。

 

シドの憎悪が僕に向いている今、僕が2人の間に割り込むのは危険かも知れなかった。けれども僕は、痛々しいれみの姿をこれ以上見たくはなかった。

「れみ……シドが用があるのは僕らしい。そして、僕も彼と話がしたいんだ」

 

僕はそう言って、そっとれみを押し退けた。れみは驚いて僕を止めようとした。けれども僕はれみにゆっくりと首を振って見せた。れみは不安そうな目で僕を見たが、僕の決意を止められないことを悟り、わずかに横に退いた。

 

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