カテゴリー「「青い鳥」交流誌より」の135件の記事

文芸同人誌「青い鳥」の交流誌を読みながら…

「青い鳥」交流誌を読みながら136 「海」88 89

「青い鳥」交流誌を読みながら 136


 「海」88   (1311)


《フクシマの黒い穴》  遠藤昭己


フクシマの無人の村で

置き去りにされ 被爆した牛やニワトリたちよ

死の臭いのする村に

防護服とマスクの男が来るが

なす術もなくうなだれて帰って行く

セシウムやストロンチウムが何であるか

大地震と津波の後で

フクシマにどんな悲劇が起きたのか

おまえたちは知らない

知る必要もないと にんげんは考えるだろうか

牛やニワトリに出来ること

それは啼くことだけだと言うのだろうか

 


ンモオオウ

ンモオオオウ

ンモオオオオオ

 


テレビが映し出す その静寂の村から

笑うような牛の啼き声が聞こえてきた

本心は 哀しいよりも

きっとおかしかったのだろう

僕は チェルノブイリや

アウシュビッツで起きたことを思い出しながら

マスクの男たちが用意するかもしれない

ブルーシートで覆われた

屍体処理の大きな穴を思い描いた

自分のために生まれてきたことの

誇りや夢を剥ぎ取られて

にんげんのために捨てられる家畜の その黒い穴

僕はテレビを消して想像した

われわれが用意したかもしれない もうひとつの黒い穴

にんげんのための 深く淋しい穴のことを

 

*一昨年の春、そして昨年の春に福島に行った時に別々の場所で家畜の骨を見つけた。チェルノブイリの事故の際には、即座に子どもたちや妊婦の避難が行われ住民も避難した。フクシマでは危険を示すデータの公開が遅れ、距離は離れているにも関わらず放射線量の多かった地域に多くの避難民が移動した。当時野党であった自民党の多くの議員が人々の鼻血を問題にしたが、政権が原発再稼働を推し進める中で、フクシマを取材したマンガ作品の鼻血の表現を非難するバッシングが横行する。新自由主義経済は「非効率」な「環境」「安全」「人権」を敵視し、その悪魔に魂を売った連中が、人々の人権や安全や平和を脅かしている。

 


・紺谷猛、おしだとしこ、国府正昭、久田修、白石美津乃、北凡平…他

 


 「海」89  (145)
 


《旅立つ人へ》   白石美津乃


10頁あまりの小説。合唱団の練習に出かけた先で、かつての知人の葬儀を知り、その人との時間や姉との思い出についての回想を扱った作品。道端の葬儀の案内に、不意に知人の名を発見して驚くことが何度かあった。さらに歳を取れば、その回数はもっと増えていくだろう。口に出来る思い出、胸に秘めておかなければならない思い出。それらの全てが人として生きてきた時間である。それを大切に感じられる人生を送りたいと思う。

 


・ 宇梶紀夫、国府正昭、おしだとしこ、紺谷猛、
遠藤昭己、南柊一、北凡平…他

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「青い鳥」交流誌を読みながら135 「石の詩」84

「青い鳥」交流誌を読みながら 135


「石の詩」84 
  (139)


《東の海》  渡辺正也


東の海を見てしまった

 


断崖の下にひろがる海の

むこうの方は

ぼくと同じ高さに見える

 


船がこちらから駆けあがって行く

 


ここへ来るまでに

フランスパンを

ガラス窓の大きな店で買って持っていたが

食べようともせず

 


おだやかにきらめく薄暮の海から立ち去れない

 


峠を越えて 西の町に戻れば

誰ひとり知った人がいなくなっているような気がして

凪の海の羽毛のなかにひたっている

 


夜が来て そして朝になれば

ぼくの行くところが判明するのか

 


今までの時と

これからの時が

出会っている静けさを

つまらない言葉で壊してはいけない

 


確実に来る夜には

黙って

月が海を洗うのを見ていよう 

 


*選択されている一つひとつの言葉の扱いに経験を重ねた詩人の熟達さを感じる。海の情景に関しての記述はほとんどないが、それを見て感じたことや詩人の想い、感動が、逆に情景の美しさを想像させる。人は、どこからきてどこへいくのか。1人ひとりが自分の生きてきた時間を積み重ねながらそれぞれが自ら答えを出さなければならない。今までの形の「石の詩」はこの号を持って幕を閉じた。新たな形での「石の詩」が生まれてほしいと思う。

 

・濵絛智里、北川朱実、橋本和彦、高澤靜香、澤山すみへ、堀口誠、谷本州子、西出新三郎、坂本幸子、米倉雅久…他

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「青い鳥」交流誌を読みながら134 「葦」40

「青い鳥」交流誌を読みながら 134


「葦」40 
   (1310)


《葦》  キム・リジャ


夏の盛りの熱が残る夕空に

筆で刷いたような白い雲が渡り

瞬く間に水辺に散っていく

 


穂先に小さな蕾を抱き

根茎を走らせて群生する茂みが

川面から立ちあがる風にそよぐ

 


足を濡らして群落に分け入れば

不定根に足をとられ

倒れまいとして

思わず傍の茎をつかんだ掌に

血が滲む

 


空は秋の高さで日差しをのばし

収穫の時を待ちながら

花穂をゆらして

風の道を

つくっていく

 

*夕暮れの風に揺れる緑の葉。転びそうになった足の痛み。血のにじんだ掌の傷の痛み。生々しい実感を感じる詩だが、それほど重苦しさはない。かえって、夏の夕暮れに吹き抜ける風の涼しさが伝わってくるようだ。淡々とした実感の積み重ねに命を感じる。

  • ・石川二三生、辻田武美、武藤ゆかり、岡田千香代、池田みち、やまぎり萌、砧公司、山根克典、村井一朗、清水信……他

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「青い鳥」交流誌を読みながら133 秋楡72~74

「青い鳥」交流誌を読みながら 133


「秋楡」72 
   (1311)


《式年遷宮祭茶会》  不破明子

したたかに雨の濡らした玉石を踏みしめてゆく神殿への道

神前に新たな心で参拝す無言の中に拍手の音

式年の遷宮祭に拝しつつ二十年後のわが身かさねる

玉石を洗う籠にはたっぷりと白き花活く茶会ひととき

連日を山崩れのさま映しおり胸しめつけられてチャンネル変える

喘ぐ日の息苦しさに耐えかねて夫ふたたび入院となる

茶の指導、寺の諸用と病院と 老いしわが身をふるいたたせる

 

*遷宮は死と再生に通じる祭事でもある。繰り返される遷宮の中を流れる神々の時間と人の時間の対比の中に、老いを見つめる視線が一層リアルさを増す。老いていく自分を直視しない「アンチエイジング」が大流行りだが、自らの老いを直視できる強さは持ちたいと思う。

  • 吉広万里子、坪根恭子、三宅千代、三原香代、西尾清子、高木啓子、杉山千里、杉谷良子、中島宣予、中村かずえ……他

     


    「秋楡」73    (142)

    《思案》  春日井英子

    住みし町ラーメン屋台懐かしきビル建ち並び時に流れし

    昏れて点く一杯飲み屋に若き人喊声上げつつ吸い込まれゆく

    まどう吾行き交う路の駅広場しばし眺めて原点に立つ

    ゼロからとためらい住みし四十年わが手に小さきクリスマスケーキ

    クリスマスカロル響きし駅広場行き交う人の家族(やから)重ねる

    東京の高層ビルが天を突く見上げしわれは時空の世界

    夢リニア東京名古屋四十分 わたしは何処あと十四年

     

    *駅前や駅裏の通りには繰り返される生々しい生活の匂いが感じられる。一方で、再開発された高層ビル群の風景からは、「効率」は感じられても街で暮らす人々の生活感からはどこかしら距離がある。それなりの年月を生きてきた人間にとって温かな日々の暮らしは無機質な清潔さよりもずっと大切に感じられるのではないだろうか。

  • 伊藤典子、杉谷良子、三宅千代、木村郁子、大野かね子、春日井英子、伊藤妙子、加藤和子、大川典子……他

     

     

    「秋楡」74    (144)

    《闘病》  西尾清子

    新年の賀状の隅に手書きする再入院の知らせ届きぬ

    退院の報せ待つ日の長くして脳裏を走る悪しき連想

    迷いつつ受話器を取ればその声に思わず返す言葉失う

    夫と娘と「生命の強さ共有」す在宅ケアを選びし友は

    病む友は内助の功を尽くし切り名遂げし夫と満ち足りて生く

    足腰の痛みも遂に我にくる老いの階段一歩進みて

    雪の朝幼きころの喜びを思いおこして雪搔きをする

     

    *歳を取ってくると身体のあちこちが不調をきたすようになり、家族の世話、介護制度の世話を受けなければならなくなる。病にもかかりやすくなるし怪我や病気をしても回復に時間がかかるようになる。本人はもちろん、その周囲の人々も大変になるが、制度も上手に利用しながら息の長い世話を続けられればと思う。

  • 大野かね子、中村かずえ、三宅千代、三原香代、西尾清子、吉広万里子、坪根恭子、杉谷良子、高木啓子……他

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「青い鳥」交流誌を読みながら132 「リヴィエール」122.123

「青い鳥」交流誌を読みながら 132

 

「リヴィエール」122    (125)

 

《雪だるま》      大田武志

 

雪だるまをつくった

顔をつくった

ちかくで 雪だるまをつくっていた

手でたたいて かたくした

雪だるまができた

手が冷たくなった

 

*小さい頃からほとんど雪が積もったことのない地方に暮らしているので、雪だるまを作った記憶は一、二度しかない。夢中になって作って、手は氷のように冷たくなっても、心はポカポカと暖かくなっていたように思う。子どもの頃の気持ちを思い出した。

 

・釣部与志、山下俊子、松本映、立野康子、蘆野つづみ、石村勇二、永井ますみ、嵯峨京子、大田武志、横田英子……他

 

「リヴィエール」123    (127)

 

《ねこになる日》      内藤文雄

 

涼しい内に散歩をします/途中 喫茶店に寄ります/ドアを押して/すみっこの指定席へ座ります/黙っていても/ヨーグルト ベーコンエッグ ハムサンド/野菜サラダが出てきます/腹が少しふくれた所で/家に戻って朝ねをします

 

昼 給食を食べて/腹休みに横になります/暑くなると出て歩きまわるのはイヤなので/家の中で一番涼しい所をさがして/ロッキングチェアを出して/うたたねをします

 

夕方になると涼しくなるので/行水をしてから/居酒屋に行きます/いつものメンバーが来ています

 

これが一日の動きです

 

せいぜい行動半径五百メートル/家のまわりをウロつくだけです/あまり変りばえがしません/マンネリになっています

 

夏は ねこになる日が多いのです

 

*日々、仕事や時間に追われていると、のんびりと自由気ままにかまえている猫がうらやましくなることがある。われわれはいつからこんなに忙しくてゆとりのない生活を続けなければならない社会を作ってしまったのだろう。うまく時間を作って、私もぼんやりと【ねこ】になりたい。

 

・後恵子、河井洋、蘆野つづみ、嵯峨京子、大田武志、釣部与志、立野康子、内藤文雄、藤本肇、横田英子……他

 

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「青い鳥」交流誌を読みながら131 「柵」305.306

「青い鳥」交流誌を読みながら 131
 

 


「柵」305 
   (125)

 


《穴だらけの人生》  肌勢とみ子

 


訃報が届くたびに/わたしのどこかに穴があく/たとえそれが永く会わなかったひとであっても/あるいは淡いえにしのひとであろうと変わりはない/そのひとのいた場所にぽっかりと穴があいて/繕いようもない喪失の風が吹き抜けてゆく/あのひとはもうどこにもいないのだ

 


日本の編み棒の間に毛糸を渡して編み上げた/長いマフラーの確かな暖かさ/だが どこかで毛糸が切れてしまえば/止めどもなく編み目が解けて穴があいてしまう

 


わたしを編みあげてくれたひとたちが/ひとりまたひとりといなくなって/わたしの人生には無数の穴があいた/生きてゆくとはこういうことなのだろうか/すっかり加速度がついてしまった訃報の数に/悲しく耐えていかねばならない

 



*同窓会の世話人などをしていると、どうしても訃報に触れることが多くなる。いつしか、同級生の親だけでなく、本人の訃報を聞き始める歳になってしまった。新しい出会いもあるが、思い出の中の人たちとの別れは寂しい。それでも、とりあえずこうして生きている。人生に残された時間はどれだけあるカは知らないが、限りある時間を大切に出来る生き方をしたいと思う。

 

・秋本カズ子、山崎森、今泉協子、進一男、水木萌子、門脇岩雄、織田美沙子、南邦和、佐藤勝太、小沢千恵…… 他

「柵」306    (126)

 

《あれそれ》  小野肇


 

老夫婦二人だけの暮らしは/日溜まりの中で過ごしているようなもの/のんびりと/そんな毎日に不満はない/おい それを取ってくれ/言われただけで/夫の言葉がわかる/詰切りを取ってあげる/あれは どこだったかしら/夫の顔を見上げる/二番目の引き出しの中だよ/何事もなかったような答えが返ってくる/引き出しを開けてみると/そこに探し物がきちんと納まっている/他人さまから見れば

 

不思議なことかもしれないけれど/夫婦にはそれがわかる/長年連れ添ってきた/それが夫婦の呼吸/そろそろ あれをしておかないとね/そうだね/他人さまには解らない/私たちの会話


 

*固有名詞が出にくくなってきた。とうぜん「あれ」や「それ」が思わず口に出る。分かる事もあれば、分らない事もあるが、《あ・うん》の呼吸で理解し合えることが多い相手もいる。それが必ずしも夫婦だという訳ではないか、そうした相手との時間を大切にしたいと思う。

 

・平野秀哉、松田悦子、小城江壮智、水木萌子、南邦和、肌勢とみ子、小沢千恵、植松孫一、比留間美代子…… 他

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「青い鳥」交流史を読みながら130 「秋楡」62

「秋楡」62   (124)

 

《不条理》  吉広万里子

 

追悼の市川森一写っても信じたくなし 世を去り給う

青と黄の染料茎にしみ込ませ下手物(げてもの)めきしポインセチア貰う

人に依り美とはかく迄違うらし届きし鉢の置き場に惑う

愛しさの湧かねど日向の縁に置く 置くだけは置く可哀相な花

休耕田貸したる人等の年末の御礼ごころとポインセチアは

「視野検査、御苦労様」とМ医師に労(ねぎら)われし時 疲れ消えたり

「白い鳥」ケースから出し読み返す過去の幼なに打ちのめされつ

 

*市川真一はウルトラマンのシリーズの脚本も手掛けており、彼ばかりでなく子ども時代や青春時代に親しんだTVドラマやマンガの作者の訃報を目にすることが多くなった昨今は、自らの体力の衰えも感じつつ寂しさを感じる。けれども、アンチエイジングなどと無駄な抵抗をせずに、自分の年齢に相応しい成熟を目指したいと思う今日この頃である。若い人たちの感性を尊重しつつ、受け入れられるような心の深みや豊かさを併せ持った歳の重ね方をしたいと思っている。

 

・伊藤妙子、小池靜子、三宅千代、大野かね子、江畠美代、鬼頭正子、伊藤典子、大川典子、市川王子、加藤和子、杉谷良子、春日井英子…他

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「青い鳥」交流誌を読みながら128 「リヴィエール」121

「リヴィエール」121   (123)

《田舎である》  内藤文雄

 

田舎ではない と思っていた/二百メートル四方に喫茶店が五軒/四十席近くがおばちゃんで/占められているのはご愛嬌だが

 

五百メートルに拡げると/総合病院が一つに/内科などの個人病院が三つ/歯医者が五つ/接骨院が七つなのだから/断じて 田舎ではないと思っていた

 

小さいながらも商店街もあって/閉店にともなう空地が多くなってはいたが/車はけっこう走っていた

 

ところがである/巡回バスが二時間に一本になってしまった/正確に言えば東回りと西回りが交互であるが/スーパーの宅配区域外だし/急に買い物難民になってしまったのである

 

二時間というと/歩いて十五分ほどの駅から電車に乗って/二十分で新幹線に乗り/合評会場に着いてしまうのである/町の東から西はそんなに遠い/しかも七時以降は運行しない

 

巡回バス自体は駅もスーパーも寄るが/停留所から買い物袋を下げて帰れない/だから せっせとカタログを見て/通販生活をしているのである

 

*小さい頃には1時間に4本あったバスが1本になったのはいつ頃だったのだろう。もはや、田舎では車なしでは生活できないのに、年老いていくと車の運転が出来なくなる。弱い立場の人が苦しくなってもそれを平気で無視して、一部の金持ちだけが得をする政策を続ける悪質で無能な政治屋や官僚ばかりにこの国はなってしまったのだろうか。「効率」のために弱者や異人を切り捨て続ければ、対立が深まり社会も不安定になって、かえって金がかかる。人々を分断し続ける「グローバル金融資本主義」はさっさと放棄して、身近な人々同士のつながれる時間と場を確保できるような社会システムの再構築が、今、切実に必要となってきているように思う。

 

・北口汀子、横田英子、毛利真佐樹、安心院祐一、大田武志、後恵子、藤本肇、釣部与志、永井ますみ、小野田重子、立野康子、嵯峨京子、…他

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「青い鳥」交流誌を読みながら127 「柵」303

「柵」303   (123)

《姥捨》  佐藤勝太

 

かつて老人が山に捨てられる/姥捨山伝説があった

 

いま高齢者二十三パーセント/肉親から疎外されるように/老人ホームは超満員

 

あるホームでは/一台のテレビの前に集められて/無表情の人/居眠ってる人/笑いや話し声もなく/ぐったりと俯いている人々

 

戦後働きづめで/今日を築いた世代は/ようやく何もしなくても/三度の食事は心配はない/姥捨ての屋根の下で静かに/何を待っているのだろうか

 

*福祉政策の貧困と日常生活の余裕のなさはどんどん国民を追いつめ、したくもない【姥捨て】を家族に強いている。たとえば介護の現場で働く人々の収入がもっと多ければ(仕事は過酷なのだから)内需ももっと増えるだろうし、経済的な余裕も生まれ人々に時間もできるだろう。にもかかわらず労働者の賃金を低下させるTPPを推し進めようとする愚かな連中が国を間違った方向に進めようとしている。自公政権が約束した「安心の福祉」が嘘っぱちであったことはバレているのに官僚宇も野党も無責任に勝手なことを言っているし、官僚に全面降伏した前政権と現政権は見当違いのことばかりやっている。残念ながら【姥捨て】はまだまだ増えそうである。

・進一男、水木萌子、山崎森、織田美沙子、中原道夫、松田悦子、南邦和、肌勢とみ子、平野秀哉、名古きよえ、志賀英夫…他

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「青い鳥」交流誌を読みながら126 「四人」89

「四人」89   (123)

《大震災から七ヶ月》 (九州讃歩40より) 伊藤文隆

 

*広島、長崎、第五福竜丸、そして福島……。多くの核被害を経験しながら、政府の反応やマスコミの報道は【信頼】から程遠い。だからこそ人々は混乱し、疑心暗鬼になるのであって、「マスコミの報道を丸呑みにして、そのくせ他県への同情はなく、今流のエゴイスト丸出し―と、ぼくら古い世代は嘆くのだ。」という辺りのくだりは、知らないとは恐ろしいなあ……と思う。政府発表やマスコミ報道が信頼に値するのであれば、《今流のエゴイスト》はもっと少ないだろうし、チェルノブイリ事故の時の子どもと妊婦を詳細を確認する前から即座に避難させたソ連政府の対応にもはるかに及ばないからだ。保身のための責任逃れと真実の隠蔽を政府や関係機関が続けている以上、若い世代や子どもをもつ親はエゴイストになってでも子どもや家族だけは守りたいのだ。ただ、知らない人々も「敵」ではなく被害者である。政府はフクシマ以前、前の自公政権の頃からずっと真実を教えなかったし、知らせなかった。そして、腐った大マスコミは権力に擦り寄るばかりで、権力を監視する役割を自ら放棄していたのだから。

 

・山本悦夫、高杉勲、古賀正憲、成清良孝、成瀬露子、木下径子、山本孝夫、森山晴美、長瀧孝仁、松岡みどり、……他

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