« 『日本人の知らない日本語』1~3を読む | トップページ | 仰げば尊し »

懐かしい情景

懐かしい情景

 

夕暮れの国道を

ひとり帰路につく

スピーカーから流れる

懐かしい歌声

それが流行っていたころは

毎日ギターを抱えていた

 

ハーモニックス

ハンマリング

そしてスリーフィンガー

お年玉で買ったギターで

上っ面の羞恥心を含んだ声で

はやり歌を歌う一人の時間

 

それを積み重ねるうちに

ギターの腕も上がり始め

大学に入るころには

サークルの伴奏役の一人となり

卒業前にはギターの腕を買われ

歌声サークルや市民合唱団に

ギターをもって参加した

 

月日は巡り歳を重ね

二つのギターも年に数回触る程度

幹の指も左の指もその動きは鈍く

もはや「人間カラオケ」と呼ばれた頃は

はるか遠くに去って久しい

 

それでも

あの頃の唄を聞いていると

懐かしい時代のことがよみがえる

まだ若かった仲間たちの笑顔や

ほのかな思いや感情や悩みまで

すべての懐かしさが心を温めてくれる

 

|

« 『日本人の知らない日本語』1~3を読む | トップページ | 仰げば尊し »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/202908/66106142

この記事へのトラックバック一覧です: 懐かしい情景:

« 『日本人の知らない日本語』1~3を読む | トップページ | 仰げば尊し »